ビタミンが身体に良いからといっても、摂り過ぎると支障がある様に、カルシウムもやはり過剰摂取は危険だという研究が報告されたという。
カルシウムを過剰に摂取すると、血中のカルシウム濃度が上がり、血液がドロドロになる。
同時に、カルシウムが血管の細胞や組織に付着して固まったり(=石灰化)、プラーク(脂肪などの塊)という堆積物をつくりだすことで動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞などを発症する。
特に、サプリは一般の食事より吸収率が高く、服用すると血中のカルシウム濃度を急激に高めるため、体に影響が出やすいとされ、30〜50才以上の女性を対象としたニュージーランドの研究では、カルシウムサプリの過剰摂取により心筋梗塞のリスクが25%高まると指摘しています。年齢や性別に関係なく、カルシウムの過剰摂取は深刻な疾患を引き起こすリスクがあると世界で認められているのだとか。
ただし、通常の食事でたくさん摂る分には、サプリほど急激に血液中のカルシウム濃度が上昇するわけではないので、あまり気にする必要はナイそうだから、やはりサプリよりも食べ物から摂る努力が必要。
ともあれ、何に限らずサプリメントを常用する時には、指定された量よりもなるべく少なく始めて、体調がどう変わるかのチェックをすべき。
飲んでも、体調がホトンド変わらないのであれば、それは必須成分では無かったというコト。
そして、体調が上がったとしても、時々は服用を止めてみて、無いと困るのかどうかもチェックすべき。
ダラダラと同じ成分を摂取するというのは、過剰になる場合もあるし、その成分に対して身体が不感になる場合もある。
あくまでも、サポリメントというのは、日本語で「栄養補助食品」なのだから、補助する必要があるのかナイのかを確かめつつ服用しなければ、過剰になって悪影響をもたらす可能性があるのだというコトだけは、頭の片隅にしっかりと刻んでおいて欲しいモノ。