2013年05月04日

多数決はデモクラシーではナイ

少々、復活しまして、読んだ本がこちら。

ワイドショーに弁護士が出演する理由 (平凡社新書)ワイドショーに弁護士が出演する理由


弁護士にも色々な人が存在するが、今の政治家にこそ是非読んで欲しいのが著者が引用した政治学者の小室直樹氏の意見。
「日本人には、『多数決原理がデモクラシーである』なんて思い込んでいるが、とんでもない。デモクラシーにとって、これほど危険な考え方はないのである。‥‥ヒトラーも多数決原理(国民投票)を連発することによって独裁権をゆるぎなきものにしていったではないか。多数決は、民主主義に強く結び付いているが、文句なしに必然的に結び付いているのではない。民主主義を生かすのは多数決であるが、殺すのも多数決である
それゆえ、「少数意見の尊重」を求めている。

古い本だが、その危惧が現実になろうとしているのが、「今でしょ」という気がする。
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