乳がんは女性の主な死因の1つだが、乳がんの検診は最も議論の多い問題の1つ。
年に1度のマンモグラフィー(乳房X線撮影)は必須であり、40歳以上の女性は毎年受けるべきだとの長年の見解に同意する意見が大勢だが、検査は言われているほど有益ではない、との反対意見も増えている。
年に1度の検診は不要という理由として、50歳の女性を例にみてみると、今後10年に乳がんで死亡する確率は約1000人に4人だ。年に1度のマンモグラフィーでその数字は1000人に3人の割合に減少する可能性というコトは、1人が乳がんで死亡するのを防ぐために、1000人の女性が10年間検査を受け続ける必要がある。
その事実に対して、乳がんによる死亡率を検査で25%低下できると言えもするが、検査で低下できる死亡率の割合は10%に近づいていると考える研究者は増えているので、1000人が検診を受けることで救える命はわずか0.4人。
しかも、10年間検査を受けている女性1000人のうち、4〜10人は一切健康に支障をきたさないがんで治療を受けているので、検査によって、結果的に不必要な手術や化学療法、放射線治療を受ける女性が出ているということ。
乳がんがこれほど「一般的」である理由の1つは、検査を過剰にするあまり、診断ミスが発生しているためだ。全体的にみて、検査で発見されたがんの75%〜90%が過剰診断か、後で発見されたとしても、問題なく治療されていたケースのどちらかなので、メリットよりもデメリットがもたらされる可能性の方がはるかに高い。
という話は、過去ログにもあったと思うが、ネットの記事として詳しく書かれていたので、引用してみた。
現在、とても忙しいというコトもあり、このコトを知る前から乳がん検診をしてナイのだが、知ってからはより積極的に受けてナイ。
子供達が二人共、成人しようとしている今となっては、天命を受け入れても良いと思うからだ。
そもそも、若い頃には「太く短く」生きたいと思っていて、別に長生きをしたいとも思って無かったのだから、がんみたいに治療法が確立してナイ存在に、どう立ち向かうかは本人次第。
高血圧にしても、血圧の薬を飲むのと、飲まないのとでは、さほど単位人数当たりの死亡数は違わない。
そもそも、そんなに健康を志向していたとしても、高齢による老化は止められない。
我々の世代の介護体制など、不十分に決まっているのだから、クヨクヨしないでピンピンコロリを願った方がマシというモノ。
それでも、少しだけでも死亡率を減らしたいと考えている人は、その人の人生なのだから、それはそれで良いと思うけれども‥‥