日本の右傾した政治家の軽率な行動によって、第二次世界大戦に対して、多くの日本人は、日本にとって反省すべきものなどないと心から信じているとまで言われてしまっている。
小選挙区制という、少数意見が反映されない選挙制度になったタメに、現在の衆議院では自民党が過半数を得ているが、死に票を考えれば、おそらく日本が悪かったと思っている人の方が多数だと思うけれども、他国から見ればそう思われるというコトだ。
アジアの人々が客観的に自国の歴史を検討するつもりがなく、憎悪を深めるだけのプロパガンダ的な神話に走っていると、日本だけを叩いてナイ記者の目にすら、そう映っているという事実を我々は重く受け止めなければナラナイ。
そもそも、戦争したいから戦争するなどと言って戦った国というのは、少なくとも近代以降は見当たらない。
誰しもが、自国の領土拡張を正当化する言葉で飾って、戦うのが常道。
そして、昔から言われ続けている様に、「勝てば官軍、負ければ賊軍」になるというのが、歴史なのだから。
全ての歴史は、勝者が残したモノであるし、完全な第三者が存在しない限り、普遍的な歴史というのはあり得ない。
タダ、戦争というのは、一番世の中で弱い人間が損をする様に出来ているというのが、過去から未来永劫まで続く真実である。
であるならば、過ぎ去りし戦争を今の価値観であれこれ論じるコトは避けて、未来に向かって協調すべく努力するのが、現代の人間というモノではないのだろうか。
何時の時代の人間か不明の様な、全く不毛な過去のほじくり合いに終始する馬鹿げた政治家の言葉など聞いている暇があるのだろうか。
我々に大切なのは、過去への反省と共に、より大切な未来に繋がる言葉を述べられる政治家だと思うのだけれど‥‥