2013年07月19日

ジブリの信念

8月20日18時まで、ダウンロード無料で小冊子『熱風』7月号特集が配信されるというので、早速、読んで見た。

「憲法を変えるなどもってのほか」と題されていて、宮崎駿監督が自分の子供時代と父親の話を交えて、熱く今の自民党を非難している。

実際に、戦争に行った人々が亡くなりつつあり、再び、戦争で利権をという人達が跋扈する時代が来つつあるというコトだろう。

もう亡くなって何年も経つが、最後は認知症で亡くなった叔父の話を書いておきたい。

叔父は、もっと前に亡くなった母から、南方に志願兵として行ったのだが、病に倒れてしまい、まだ戦線が悪化してなかった時期だったので、日本に戻って来れて終戦を迎えたとだけ聞いていた。

叔父から、戦争の話を正気の時は、一度も聞いたコトが無かったのだが、認知症になった時に「日本は本当に戦争で酷いコトをしました」と話したコトがある。

加えて、ドコでどうスイッチが入ったのかは判らないのだが、突然、「これから朝鮮人を殺しに行って来る」などと話して自分の家から出ていこうとしたので、身体をはって出ない様にしたコトは、一生忘れられないだろう。

おそらく、戦争中に誰にも言えない様な、様々な嫌な体験をしたのだろうとは想像が付いた。

過去ログに少し書いたかもしれないが、従軍看護婦だった母の戦争体験も日本が勝利していた時の上海は素敵なトコだったという話は何度も聞かされたけれども、東京大空襲で焼け出されそうになりながら、陸軍病院の患者さんを何とかして避難させるのは大変だったという話は、死ぬ前にチラッと話しただけだったから、人というのは話して辛くなるコトと言うのは話さないものなのだと知っていたからだ。

父方の伯父も戦争で亡くなっているし、父はシベリアで抑留されたりと、戦争の波をしっかり両親たちの世代は被っている。

子供の頃は、耳にタコが出来るほど、戦争の大変さを教えられたが、今になると、国民は負けると判っていても、自分達の大事な人を守るタメに戦地へ赴かなければならなかったという背景が理解出来る。

世の中の戦争は、必ず大義名分があり、戦争をしたいから戦争をするという指導者は存在しない。とにかく、自国を守るタメには、戦争しかナイと言うのだと。

だから、今度の日曜日には、絶対に改憲をしたいと言っている自民党やみんなの党、日本維新の会には投票しないつもりだ。

96条の改憲の先には、絶対に9条を改悪して、徴兵制への道が開けてると思うから。

こんな一人の意見は、さほど多くの人に聞いては貰えないかもしれないが、天下のジブリが類似のコトを発信してくれたコトで、もしかしたらという希望が微かに見える。

若い人達に、投票へ行って、自分達を無理やり戦地に行かされるコトが無くなる様に、投票して貰いたい気持ちで一杯だ。
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この記事へのコメント
私のブログにも憲法改定をかきましたが短絡的には戦争などやると大変なことになります。
改憲を考えている人たちは戦争を知らない連中でしょう。
Posted by takachan at 2013年07月20日 10:16
takachanさん、改憲を考えている人達は戦争で一儲けを考えているのだろうと思います。

戦争ほど、儲かるビジネスはナイのですから、民衆の血が流れるコトを除けば‥‥
Posted by koyuri at 2013年07月20日 20:39
 
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