というのは、「風立ちぬ」の言葉でしたが、そちらよりも強く心にその言葉が響いてしまったのが「かぐや姫の物語」です。
おそらく、上記のノベライズの方が、心象風景を含めて、詳しく解説されているのかもしれませんが、それよりも特筆すべきは映像の綺麗さ。
高畑勲監督への退職金だと思って、黒字化は厳しいけど、製作期間8年、製作費は破格の50億円という超大作を作ったと鈴木敏夫プロデューサーがおっしゃっただけのコトはあります。
まずは、映画を見てから、読みたかったらノベライズを読むべきかと。
ストーリーは誰もが知っている『竹取物語』ではありますが、丁度、今読んでいた本ではくらもちの皇子は藤原不比等を貶めるタメに書かれたと主張していて、
上記の本の主張が全て正しいかどうかは別として、その件に関しては間違いナイと思います。
ともあれ、偽物を作らせた上に、支払いを渋るというセコさは、まるで今話題になっている都知事みたい。
時代に流されて生きて来た人なのでしょうが、正に長野県人の恥。
ジブリで名声を手にした久石譲さんとは、明暗がくっきりという感じですね。
ともあれ、久石さんも中々芽が出なくて大変だった時期があったそうで、そのタメかあまり故郷と疎遠な感じもあるらしく、決して、我が母校の高校出身とはおおっぴらになさいませんが‥‥
それにしても、中野市は明治時代に中山晋平という名作曲家と、作詞家の高野辰之という名作詞家(今は合併したのでという部分もありますが)を生み、久石譲さんの出身地でもあるのですから、スゴイですね。
少し、映画から話が逸脱しましたが、今年見た映画の中ではイチ押しです。