太陽光発電は採算がとれるのか?という話題や、亡国の輩よ、「原発ゼロ」の話はやめようという感じの話題がネットに存在するけれども、放射能が漏れ出て世界を棄損した対価は、単純にお金で賄えるものなのかどうかの視点が抜けている。
現在の我々が、将来の人間の住むべき地球を汚染し続けるコトが良いのかどうかという、道徳的な視点の抜けた論調が多い。
そもそも、本物の愛国心があるのであれば、自分達の国を完全に無毒化不能な状況で、国を汚すコトに対して嫌悪感を覚えるのが普通ではないか。
金銭的な問題で、経済の発展だけを追い求めて来たツケが、現実に回って来ているというのに‥‥
上記の本は、エネルギーの闇の部分を書いた小説で、かなり面白く書けているのだが、それだけでナク、我々は本来考えるべき使命がある。
そもそも、現在生きている人間は、過去と未来を繋ぐ存在として存在しているのだから、未来に負債をもたらさない配慮が当然必要だろう。
未来を台無しにしても現在が良ければOKというのであれば、我々が存在している理由があるのかどうか。
人としての尊厳を考えるコト無しに発言する人々の人間性には、呆れるより他はナイ。