東日本大震災から丸三年。
被災者の方はまだ大変だろうと胸が痛みますが、本日のブログは受験に失敗した方に向けてのエール。
三年前、大地震の時には娘と飛行機で空を飛んでいました。
娘は、地元の国立大学の医学部の理学療法を専攻したかったのですが、前期試験に敗れ、後期試験で担任に薦められた九州の国立大学に初めて試験を受けに行くコトになっていたからです。
A判定だったからなのですが、翌12日に長野県の北部栄村周辺を震源にした大地震があり、九州では長野県北部で大地震としか報道されず、電話も通じずに試験会場に向かったので、動揺していて面接に失敗したみたいと言ってました。
数名しか受からなかったコトもあり、浪人するよりも、すべり止めとして大学の後に進学する予定の地元の鍼灸や柔道整復を学べる専門学校にダブルで受かってましたので、そちらに行くコトになり、先週の土曜日に数々の表彰と共に無事に卒業しました。
大学は行きたくなったら行くというコトで、今は就職も決まり、この春社会人としての一歩を踏み出そうとしています。
数十年前、志望の大学に落ち、卒業した大学の門をくぐった時は本当にソコで良かったとは、心から思っていませんでしたが、今はあの大学に縁があったのだと思ってます。
特に、卒業した年の夏に仲の良かった友人が京都大学の医学部への夢が破れて神経的に追いつめられた実の弟に殺されるという事件があったので、『必ずあの大学で無ければ』という思い込むコトに価値を見い出せなくなってしまったので‥‥
もしかしたら、今年の入試に落ちて浪人したり、志望校とは違う学校で落ち込んでいる方も居るのかもしれませんが、意思を貫徹するのも立派でしょうが、受かった場所を自分への行くべき道だと、神が存在するのだとすれば、指し示しているのだと思って進んで行くというコトも、人生のチョイスとして残しておいて下さい。
人間、生きてさえいれば、何度でもチャレンジは可能ですし、違った道に進んでも、本当にしたいと思えば再チャレンジも可能です。
違った道で、自分の目指す方向が見つかるのであれば、それはソレで良いのですから。
若い皆さんに、人生を決めつけて自暴自棄にはなって欲しくありません。
会社選びも同じです。
縁があって入ったのだと思って、努力して、でも、本当にダメだと思ったら、新たな道を選ぶのも良いでしょう。
人生は、何度でもチャレンジするタメにあるのですから。