資格を取ると貧乏になるという話があるけれども、おそらくそれは何処の世界でもある話だろう。
子供の学校の先生に、「10年後に鍼灸の世界で働いているのは、約1割と医療系の雑誌に書いてあった」と話したら、「鍼のメーカーの人からは、5%と言われた」と言われたりする始末。
恐ろしいのは、他校の卒試を見ると、「足三里」に入っただけでOKだったりするトコもあるとか。
娘の就職面接でも、12月になっても実技の練習をしていると言ったら、逆にビックリされたというし。
実技よりも、試験に合格という部分に重点を置かれてしまうと、資格は取れたとしても、それだけという人も生まれがち。
ともあれ、適性があるかどうかというのもあるし。
保育士や幼稚園の教師になろうと免許を取得した人なのに、自分の子供に優しく出来ない人も居るという話を聞いたりするが、免許というのは、やっと初心者として認められただけであって、自動車だってペーパードライバーも居るのだから、そもそも資格を取っただけでは何ともなるまい。
何をやるにしても、自分とマッチングしているかどうかの冷静な判断なくして、闇雲に突っ走ってもダメというコトだろう。