親しみやすく外向的で責任感のある人のほうが、人見知りで責任感がなく非社交的な人よりも幸福度が高い傾向にあることは、研究者の間では長い間知られているが、最近では、まずは幸せな気持ちでいることが性格を変えることに役立つことが分かってきたという。
幸せだった人はそうでない人に比べ、その後の4年間で情緒がより安定し、誠実さが増し、協調性も高まり――そしておそらく最も興味深いことに――より内向的になる傾向にある。
勤勉な人のほうが職場や学校でうまくいく傾向がある。
協調性が高く情緒不安定性が低い人は、より満足感のある安定した人間関係を築いている傾向がある。
外向的な人は、社会とのつながりがあって起業家精神が求められる職業に向いている。
つまり、特性を生かした方向に進み、内省的で、自分と人に対して正直であろうとすることが、より幸せで外向的な人間になるのだと。
ともあれ、幸福というのは本来心の持ちようで、日本的感覚からすると、「上を見ても、下を見てもきりがない」と自分に言い聞かせ、「足るを知る」という様に欲望を少なくした方がとも思う。
タダ、どんなにメゲたとしても、必ず未来に希望を持つコト、それが自分を幸福にする最大の秘訣だろう。