大変さを知らない世代が増えて、再び争いたくなる人達が跋扈する様になるんだなと改めて思う。
ぼくらが出合った戦争 漫画家の中国引揚げ行 石子順・ちばてつや・森田拳次著
という本を読んでみて、つくづく考えさせられたから。
そして、この本でも書かれているが、本当に大変な思いをした世代の人は、その事を中々公けにはしたがらないから、忘れられてしまいやすい。
だから、子供時代の記憶だけでも、マンガで世に戦争の怖さを広めて頂くのはとても貴重なコト。
このブログをずっと読んでらっしゃる方なら御存知だと思いますが、母親が突然死する少し前になってから、やっと終戦当時の話をしたので、東京大空襲の時の話や、戦後になってGHQに呼ばれた話をちょっとだけ聞きました。
でも、今まで話さなかったのだから、もう少ししてからチャンと聞けばと思っている内に、亡くなってしまい歴史的な証言をホトンド聞けないままでした。
なので、御歳の方々が大勢生きてらした時代なら、今みたいに集団自衛権を確立して、戦える日本にしたいなどという話が国会で承認されそうにはナラナイでしょうけど‥‥
何しろ、今の首相の著書には「日本の若者の血も流してこそ、日米同盟」といった感じの記述があるらしいですし。
少子化で困っている時代に、日本の若者の数を減らしても構わないという人に、政治を任せておいて大丈夫とは、とても思えないですね。