農業とか畑仕事をやっていると、健康で長生きというイメージがあると言われると、『えっ、そうなの?』とビックリする。
でも、農業従事者の割合が多い県ほど介護率が高くなっている傾向がある、イメージでは、農業従事者の割合が多いほど、平均寿命も長いとなるはずなのだが、相関係数は「−0.28」でそこに予想した相関はみられないという結果だったそうだから、やっぱりなと思ってしまう。
家庭菜園程度の趣味だったらまだしも、農業というのは本当に大変だと、農家の方々を身近にみていて思う。
庭の草取りをしただけで、スグに嫌になってしまうが、それでも数時間頑張ったとしても、本当に僅かしか綺麗にならない。
身体のタメと思って除草剤を撒かなければ、暇さえあれば草取りをしている気がする。
それでも、我が家は来年にはホトンドが駐車場になって、草取りすべき場所の面積はグッと小さくなるからと思って我慢しているが‥‥
だが、本気で農業となると広大な面積の手入れをしなくてはならず、加えて天候によっては収穫しようとした作物が上手く育たない場合もある。
といって、豊作だと出荷が増えるので、作物は高値では売れずに手取り収入が雀の涙というコトもある。
おまけにTPPとかの問題もあるし、この先上手に自分の作物を現金化出来た人だけしか残れないのではないかという危惧もある。
だけど、大雨が降った時には、田んぼは緑のダムとして、水があふれ出すのを防いでくれるし、夏は水が気化するので、周囲はとても涼しくなる。
そう考えると、農業従事者の方々は環境を良くしていると思うのだが、そういう面はあまり考慮されてナイのではないか。
日本の農業を守るコトの意義を、農業を産業として維持出来なくなってから気付くのでは遅過ぎると思う。
個人的には、太陽光に弱く、加えて虫刺されに悩まされてる体質なので、農業に従事する方々には尊敬の念を禁じ得ないのだが。