2014年07月07日

農業は甘くない

農業とか畑仕事をやっていると、健康で長生きというイメージがあると言われると、『えっ、そうなの?』とビックリする。

でも、農業従事者の割合が多い県ほど介護率が高くなっている傾向があるイメージでは、農業従事者の割合が多いほど、平均寿命も長いとなるはずなのだが、相関係数は「−0.28」でそこに予想した相関はみられないという結果だったそうだから、やっぱりなと思ってしまう。

家庭菜園程度の趣味だったらまだしも、農業というのは本当に大変だと、農家の方々を身近にみていて思う。

庭の草取りをしただけで、スグに嫌になってしまうが、それでも数時間頑張ったとしても、本当に僅かしか綺麗にならない。

身体のタメと思って除草剤を撒かなければ、暇さえあれば草取りをしている気がする。

それでも、我が家は来年にはホトンドが駐車場になって、草取りすべき場所の面積はグッと小さくなるからと思って我慢しているが‥‥

だが、本気で農業となると広大な面積の手入れをしなくてはならず、加えて天候によっては収穫しようとした作物が上手く育たない場合もある。

といって、豊作だと出荷が増えるので、作物は高値では売れずに手取り収入が雀の涙というコトもある。

おまけにTPPとかの問題もあるし、この先上手に自分の作物を現金化出来た人だけしか残れないのではないかという危惧もある。

だけど、大雨が降った時には、田んぼは緑のダムとして、水があふれ出すのを防いでくれるし、夏は水が気化するので、周囲はとても涼しくなる。

そう考えると、農業従事者の方々は環境を良くしていると思うのだが、そういう面はあまり考慮されてナイのではないか。

日本の農業を守るコトの意義を、農業を産業として維持出来なくなってから気付くのでは遅過ぎると思う。

個人的には、太陽光に弱く、加えて虫刺されに悩まされてる体質なので、農業に従事する方々には尊敬の念を禁じ得ないのだが。
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この記事へのコメント
米作20俵余りと畑20アール程を作っておりますが、と言っても殆どが母の仕事でした。母も今年91歳になろうとしています。数年前までは草刈り機で草を刈って居ましたが、遂に鎌での草刈りにぼやいております。私は細々としたことは普段は出来ません。どう考えても母が何年も先まで、農業が出来るとは思えません。其処が私の頭の痛い所です。
Posted by 飯塚 at 2014年07月08日 22:19
飯塚さん、お母様は達者な方ですね。

そんなに広い田や畑を切り盛りしてらっしゃるとは。

そういう方々の努力の元に、日本の農業は継続しているコトに感謝こそすれ、今の政府みたいに踏み潰そうとすべきではありません。
Posted by koyuri at 2014年07月08日 22:24
 
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