2014年07月15日

TVの医療情報には気を付けよう

「医師としてのポリシーが無いのなら医師の肩書を付けて白衣を着てテレビに出てほしくはない」というブログを読んだので、前から気になっていたが書かなかった話題を。

TVでやっている漢方薬の話題は、大概が西洋薬的な発想で話している方が多いので、とても気になる。

本当に深く漢方の研究をされていらっしゃる方で、学術的な本を書いてらっしゃる方以外の人が出ているからなのかもしれないが‥‥

漢方というのは、とても奥が深いし、その人の体質にピッタリ合わないと効かないという特殊性がある。

そういう部分を割愛して、「漢方が効くには、一カ月ほど様子を見てから」などと言われてしまうと、『エッ!』と驚く。

かなり前にも紹介した本ですが、


この本の中で、
漢方薬を服用した場合に、1〜2週間薬を飲んで、少しも快方に向かわないという場合もあります。このようなときには、選んだ処方が体に合っていない。

薬も飲みつづけるほどよい、などと思っている人がいますが、治れば薬を飲みつづける必要はありません。

漢方治療を行う医師の1回の投薬が、急性の病気では1日ないし2日分、慢性病の場合には2週間分が普通。
と述べられています。

既に、体質に合っていると判っている場合で、何度も貰うよりも一度に多く出して頂いて、自分で調節しながら飲むという様な医師との信頼関係が出来上がっている患者さん以外に対して、漢方薬だからと一度に大量に処方する医師というのは、それだけであまり信用しない方が良いと思います。
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この記事へのコメント
18歳の意識不明の頃に見てたような夢では、白い野原に仰向けで寝てる夢を見た。その白い野原って看護師とかの白い制服かな?ともあれ、僕は脳挫傷の事故の薬を未だに多く飲んでますが漢方薬でも効く薬はないでしょうかねー?
Posted by 智太郎 at 2014年07月15日 23:53
智太郎さん、漢方薬は西洋薬とは違って体質に合わないとダメなんですが、この本では脳卒中の後遺症に実証なら三黄瀉心湯・大柴胡湯・柴胡加竜骨牡蠣湯、虚実間症なら黄連解毒湯・続命湯・苓桂朮甘湯、虚証なら桂枝加朮附湯・疎経活血湯・真武湯だそうです。

この先生は、続命湯を一押しされてます。

ちょっと、脳挫傷とは違うかもしれませんが、それでもこうした漢方の処方を試されるのも、良いかもしれませんね。

医師と薬剤師をチャンと選ぶか、自分で少しづつ買って試して合いそうなのを飲むかで。
Posted by koyuri at 2014年07月16日 22:46
 
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