あるのだなと感心してしまったのが、こちら。
この本は、フロイトやユングに代表される精神分析や、音楽や絵画などを使う芸術療法、催眠や瞑想を使う療法、家族やグループで行うもの、短期間で解決させようとするものなどなど、心理療法にはさまざまな手法、理論があり、なぜそれほど精神の治癒に対するアプローチ法に差があるかというと、根底にある理論が異なっていたり、文化が違っていたりするほか、そもそも目的が異なっていることもあるからなのだという。
あまりに多種多様で全体像がわかりにくくなっている心理療法の世界について、どのような考え、手法があるのかを手っ取り早く理解して貰うタメに、代表的な100の療法を取り上げて、図解入りで解説しているらしいが、実に沢山の療法がココに挙げられただけでも存在する。
中には、精神的に参っている方も居ると思うが、この本を読んでみて、治りそうと思った考え方の門を叩くと効果的かも。
見当違いな療法よりも、自分にフィットしそうなモノから試した方が良くなりそうだし。
心理学の入門書として、最適な一冊。