マナーや礼儀がないのは若者なのか、中高年なのかといった議論が起きているというが、何時の世も、どの年代にも非常識な人間は存在する。
どちらが悪いかと言えば、当然中高年の世代が悪いと思う。
というのも、人間は「親を見て、子は育つ」のだから‥‥
以前、書いたか記憶は定かではナイが、若い頃に実家の手伝いをしていて、敷地内の山菜を無断で立ち入りして採取した中高年の女性に注意したら、「今度、ココに来てあげようと思っていたのに」みたいな話をしたので、「それはありがとうございます。でも、それは我が家で栽培しているモノですから」と交わしたが、心の中では『来るハズも無かろうし、そもそも、こんな非常識な人間に来て貰っては、他の御客様に迷惑が掛かるに違いナイ』と思っていた。
何故、思った通りに言わなかったかと言えば、孫の前で非常識な態度をした人間に対して、こちらまで馬鹿げた態度をすれば、将来、その子供が大きくなって、祖母に対してどう思うかを考えると、さっさと処理して、忘れられた出来事になった方が良いと思ったからなのだが、おそらく相手はそうは思わず、孫に自己弁護をして、将来、蔑まれる存在になるか、その子供も大きくなって非常識な人間になるかの、どちらかだろうと思ったけれども。
「馬鹿は相手にするな」というのが親の教えでもあったし‥‥
ちなみに、馬鹿というのは、頭がどうのこうのと言うよりも、常識が通じない人間という意味なのだが。
そもそも、常識が通じない人間というのは、自分を中心に地球が回っていると考えるタイプの人間なので、そんな人を相手にすれば、こちらの時間が奪われてしまうだけ損をするというコトであり、今では本当に親の言った通りだと思っている。
幼児教育に携わっている人々の多くから、ダメな親の子供はダメになりやすいとの話を、とても多く聞く。
「子は親の鏡」なのだから、一定数のダメ親からは、ダメな子供が生まれて来るのは当然であるし、若い時には言わずに済ましたコトも、一定の年齢になれば、思いきって言えるコトもあるので、中高年は非難の的になりやすいのは当然だと思う。
ともあれ、クレームの全てが、言った人に非があるワケでもナイのも当たり前のコト。
若い世代に対して、軋轢が嫌で見知らぬ他人に注意する気にもなれないので黙ってはいるけれども、小さい子供を連れた最近の親の多くが、子供の手を握って色々な場所を歩こうとしないのダケは、本当に頭に来る。
親はどうでも良いのだが、子供が転んだり、怪我をするのも心配だし、飛び出して轢かれたらと思うと、こちらの方が見ているだけでヒヤヒヤする。
罪のナイ子供が、親の無責任な行動の結果を受け持つのでは、本当に気の毒だから‥‥