寒くなり、季節の変わり目というコトもあって、亡くなられる方も多くなり、御客様の中にもお通夜があるのでと、そそくさに帰られる方も居たりするのだが、オペラやミュージカルの歌手として活躍した中島啓江さんが57歳で死去というニュースには、ほんの少し年上な方だけにかなりショック。
昨日、報じられたジョニー大倉の死も衝撃的だったが‥‥
「キャロル」の『ファンキー・モンキー・ベイビー』なども大好きだったし、若い頃には、京都にあった「磔磔」という名のライブハウスで、生で歌声を聞いたコトもあった。
昔から、どちらかというとサブみたいな人に心を惹かれるタイプだったので、もちろん矢沢さんも好きではあったが、キャロルの頃から、ジョニーさんの方が大好きだったので。
ただ、 「磔磔」でのライブの頃は、『RUN&RUN』というドキュメンタリー映画が公開されたりして、長者番付歌手部門1位を独走していた矢沢永吉さんが世の中で注目されていたのと比べ、知る人ぞ知るという存在になってしまっていただけに、かなり屈折していて痛々しかった。
友人二人を誘って行ったのだが、二人はジョニーさんのコトをあまり知らずに行った位だし。
ともあれ、それでも還暦を過ぎての死は、まだまだ若過ぎると思っても、何とか受け入れられるが、若くして事故で無くなったのではナク、歳をして来て健康が失われて来て、病魔に襲われたという中島啓江さんの死は、同世代というコトもあって、かなり心に響く。
徐々に仕事を子供達に任せてと思ってはいるものの、流石にもう「死」というものが、目の前まで来ている気がしてならないからだ。
何時お迎えが来たとしても、「天命」として、受け入れるつもりではあるけれども、そろそろ自分も晩年を迎えつつあるというコトを実感させられる時ほど、辛いものは無い。