来年2016年には、最富裕層の1%だけで、世界の富の半分以上を手にすることになりそうだという。
「1%」に当たる富裕層の平均資産は1人あたり270万ドル(約3億1600万円)。一方で人口の80%に当たる層の平均資産は1人当たり3851ドル(約45万円)、世界で最も裕福な80人の資産額は、合わせて1兆9000億ドルになる。これは、下位半数にあたる35億人の資産総額とほぼ同じだ(ちなみに中国の2012年度歳入額は1兆8300億ドル)。
富が偏在してしまうと、民衆の不満が増大して社会が不安定になる。
争いの原因にもなるし、問題は山積だ。
政府は、富める人と貧しい人を均す努力をしなければ、マスマス社会はぎずぎすしたものになるであろう。
資本主義も、完全に自由な取引では問題があるというコトで、「修正資本主義」というコトが言われて久しいけれども、中々、ギャップを修正するのは難しい。
それでも、世の中の全ての人々が、機会均等というワケでもないのだから、その辺は考慮してもっと実りある社会にするべきだろう。