急性心筋梗塞で亡くなる方の全国平均と比べると、 福島県の同死亡率はその2倍以上。
原発事故以降の福島県での急性心筋梗塞多発という“異常さ”が、3年連続で際立つ結果となった。
急性心筋梗塞や大動脈解離を含めた「循環器系の疾患」では、全国平均の1.3倍。
悪性リンパ腫は直線的に増加しており、全国の1.6倍。
高性能ガン罹患率データはいまだ活用されないまま、果たして、あと何人の人が亡くなれば、原発事故で被曝させられたことによる健康被害が公式に認められ、救済策が実施されるのかという状況だという。
しかし、未だに誰もこの責任を取ってはいない。
戦争責任すら曖昧で、世界から非難を浴びつつあるが、今度は放射能で世界から糾弾されそうだ。
真実を追求し、真実を明快にすれば、当然、脱原発に世論は傾くだろう。
世界も、その方向に向けて進みつつある。
鈍感過ぎるのは、世界で唯一の被爆国である日本だというのは、ブラックジョークとしか思えない。