著者名を見た時に、『あぁ、オウム真理教を最後まで擁護していた方だ』とは思いましたが、取りあえず読んでみたのが、こちらの本。
流石に、自分では「オウム真理教」の事件は「ちょっとした事件に巻き込まれた」という感覚なんだと、その辺はかなり気にはなったのですが‥‥
ともあれ、多忙で心身ともにくたびれたりするよりは、多少、給料が安くても、自由な時間を持った方が良いという意見で、それはそれで賛成するものの、現実は中々そう上手くはいかないもので。
仕事は、とても忙しいか暇かの、どちらかで中々、丁度良く忙しいというのは無いというのは、大概の働く人の意見だったりする。
そういう部分では、世の中にはそんなに甘くナイとは思うものの、ガツガツしていれば足るを知らなくなるというのは事実なので、そういう考え方を全く知らないという人には、人生の新たな考え方として、それなりにタメになるかも。
ともあれ、自営業というのは、働けば働くほど、お金にはなりますが、働き過ぎると自分の体調を崩しやすいので、ある程度の線で自重しなければなりません。
若い時は、無理がきくのですが、歳と共に難しくなります。
そういう意味では、ある程度の歳になったから、著者に共感する部分もあるのかもしれません。
ともあれ、自分の人生というのは、誰かに導かれるものではナイのですから、世の中にはこんな考え方もあるというコトを増やしていって、自分に合った人生を自分で決める以外に満足はしないでしょう。
ブラック企業で身を擦り減らす位なら、プアでも生きていた方が良いと思いますが、しかし、本来、皆がある程度リッチという社会になるべきだと思いますけどね。