2015年06月25日

高齢化する「ひきこもり」

実際に、高齢化した「引きこもり」の方を知っていたりするので、手にしてしまったのですが‥‥


この本に登場する方は、「強迫神経症」と最終的に診断されたのだが、最初は「うつ状態」だからと、強いうつ病患者に対する処方をされ、その後、「適応障害」と診断され、「デパス」という抗不安薬が処方されていたそうだ。 

四十代で無職のまま引きこもっていたけれども、本の紹介を見た新聞社のコラムを読んで、著者に連絡したコトから、様々な展開の後で、生活保護を受給して、自立しそうな手前まで来つつある。

ひきこもりの人を抱える多くの家庭では、長年、本人も親も変わることのできないまま、長期化、高齢化だけが進んでいるというが、約五%以上の家庭に自分、または家族が引きこもり状態で、「近所の人、親戚・知人の中にひきこもり状態の人がいる」と答えたのは約三人に一人だという。

ちなみに、三人に一人の中に当てはまるのだろうが、経済的に何とかなりそうな家だと、おそらくこのままの状態が続くのだろう(とても口出し出来るホドの近い関係ではナイし)と思う。

ともあれ、色々な人生があるコトを知る意味を考えさせられるドキュメント。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
こんにちは

診断での病名が変わっていくとは怖いですね
この方は生活保護を受けながら自立直前まで持って行けたイイ例ですね
こんな好例が多く広まっていくことを祈っています

※ヨーゼフ、私も彼の顔がハイジの犬に見えます

Posted by k-hirata at 2015年06月26日 12:20
k-hirataさん、この方が本当に自立するコトを願ってます。

精神科はまだ診断が完全に確立しているワケではナのですから、診断がブレるのは仕方ナイ部分もありますが、治らないのに間違った薬を出し続けるのダケは本当に困りますね。
Posted by koyuri at 2015年06月26日 19:53
気がつけば 自分も歳をとりました・・・

高齢化って 自分が言われてるような気がして
時間たっちゃったんだな〜としみじみ思いますw
Posted by ガンプランナー at 2015年06月26日 20:02
僕の交通事故による後遺症だと思ってましたが、何やら薬の効用内容を読むと「うつ病」的な事が記入されていて少しへこんでます。んー?調べたら・・双極性障害 統合失調症 場面緘黙症 摂食障害 強迫神経症 パニック障害 発達障害 人格障害 解離性障害 PTSD 睡眠障害 みんな、目には見えないけど、とても辛い病気。 目には見えないけど、完全な正真正銘の病気だとか。
Posted by 智太郎 at 2015年06月26日 20:28
ガンプランナーさん、少なくとも何とか生きていけさえすれば大丈夫なのですが、この本の方は家庭的な問題もあって、立ち直れない感じだったのに、何とかなりそうなトコまで行ったので、本になったのだと思います。

通常の「ひきこもり」は35歳以下を想定しているので、それより高齢化した人達の代表として。
Posted by koyuri at 2015年06月26日 22:21
智太郎さん、精神病というのは、ドコで正常と異常の差を引くのかという問題もあります。

世の中には、「チョット‥‥」と思っていても、何とかなっている人もいらっしゃいますし。

今の総理などは、「自己愛」が高過ぎるので、病的ではと判定する専門家も居たりしますし、病気に負けるか、病気と仲良く生きれるかの選択かと。
Posted by koyuri at 2015年06月26日 22:25
 
にほんブログ村 健康ブログへ