ノーベル医学生理学賞受賞者の利根川進博士は、京大の医学部を出た科学者で、山中伸弥教授は神戸大学医学部出身者で、日本人初の医師のノーベル賞受賞者であり、その受賞対象となる研究は、医学部で行われたのではナク、奈良先端科学技術大学院大学だったとは、知らなかった。
医学部における医師以外の研究者は、医師の命令系統におかれ、自由裁量はあまりナク、昇進もさせないというコトもあるらしい。
おそらく、それが日本のノーベル医学生理学賞受賞者の受賞者が少ない理由だという。
こちらの本によればだが‥‥
ともあれ、現役医師であり医学部の講師の立場から見れば、違った意味で医療が見えて来る。
勤務医が過労死しそうな裏側とか、色々。
隣の芝生は青いと言うが、医師という職業も中々面倒らしい。
基礎研究医は減少しているというけれども、おそらく新しい病原菌はこれからも増え続けるだろう。
あまりにも、効率的を目指した社会というのは、この部門でも破綻しつつあるのかもしれない。