2016年03月13日

降圧剤の恐怖

高血圧とされる基準値は、二十年前より厳しくなっているが、一九八〇年に実施された厚生省国民栄養調査対象者一万人を、一四年間にわたり追跡調査した研究によると、最高血圧が119〜180mmHg、最低血圧が69〜110mmHgの領域にあるどの人たちも、降圧剤を飲んでいる人のほうが、飲んでない人よりも自立度が低いという結果だったという。

こちらの本によればだが。


特筆すべきは、降圧剤を飲んで、最高血圧が120〜140mmHg未満の「正常血圧」に保っていた人は、降圧剤を飲まずに160〜170mmHgもある人より、自立度が低かったという。

降圧剤を服用している人の中で一番自立度が高かったのは、最低血圧を100〜109mmHg程度に、ゆるやかに抑えている人たちだった。

一九九三年に健康診断の対象になった人を、約五年間追跡した茨城県の調査では、160/95mmHg以上の高血圧でありながら、降圧剤を飲んでいない人は、降圧剤を服用して140/90mmHg未満の正常血圧になっている人より、全死亡率も、ガン死亡率も低かった。

なのに、二〇〇〇年に、日本高血圧学会によって「改定」された高血圧の「新ガイドライン」は最高が140mmHg以上、最低が90mmHg以上を高血圧にしているので、その基準だと、日本には五千万人もの高血圧患者が存在するのだという。

コレって、変な話じゃありませんか?
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この記事へのコメント
こんばんは

おかしな話ですね
私は上が今回示されている最低の値位です

最高が120前後の時が調子がイイのですが
中々それが維持できません
今日は快調です!

※今日は予報では雨だったのですが晴れてる
午後は雨とのことですが降りそうな空には見えません
全く予定を組めなく困惑しています

凸凸
Posted by k-hirata at 2016年03月14日 10:02
k-hirataさん、血圧も個人差があってしかるべきなのに、無理に括って服薬指導というのは、問題がありそうですね。
Posted by koyuri at 2016年03月14日 18:40
 
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