冤罪無罪となった誤った決定をした、元最高裁の裁判官は「勲一等」「旭日大綬章」などの勲章を受章したままだという。
なのに、冤罪であるとDNA鑑定で証明されても、それが認められず未だに無罪にナラナイ人も存在するという驚きの本がこちら。
有罪の根拠とされた証拠についての科学的で真摯な検証が行われていないという現状は、推定無罪の人を無理をしてでも有罪にしたいというメンツの問題と絡んでいる様に思えてしまう。
法医学者の真摯に書いた報告書に対して、充分な敬意を払おうとしない裁判官や検察官、そして逮捕=犯人として報道するマスコミの問題もあるのだろうと。
罪無き人を、有罪にして、人生を狂わせてしまうコトの問題を、我々は自分の身に置き換えて考えるべきでしょう。
加えて、こうしたコトが行われる背景には、偏見もあると思います。
自己防衛としては、「李下に冠を正さず」という感じで、普段から怪しまれない様に、生活態度を品行方正に保つ程度しかナイのかも。
ともあれ、中年男性が女子高生の身体を繰り返し触ったなどして、逮捕・起訴された事件は、「女子高生が男性のズボンを触っていた」としか考えられなかったというのに、有罪というのでは、どうすれば救われるんだという嘆きの声が聞こえそうな気もしますが‥‥