2016年07月25日

農業の未来は?

地方に住んでいると、農業の大変さが良く判る。

露地物が本来の味だったり、栄養豊富だったりするのだが、需要と供給の関係で、ハウス物などは高値で取引されるという現実。

形など、味にはホトンド関係無いというのに、ほんの少し不格好なダケで、値段が天と地ほど違う場合すらある。

天候によっては、その年の収穫が激減したり、豊作でも供給過剰になって、値段が暴落したり。

だから、ホトンドの人々は専業ではナク、兼業農家として働いている。

そういう人々には、休日には農業が待っているので、休む暇も中々取れない。

無農薬で作物が採れれば安全に違いナイけれども、人間が美味しく食べたいモノは、他の動物でも食べたいので、虫にやられるのを防ぐには、ある程度の農薬も必要になる。

そんな基本的なコトを知っていればこそ、本日の本の背景も理解可能になるのだが‥‥


TPPがどうなるのか、外資は農協マネーを第二の郵貯マネーとして狙っているのではないかなど、日本農業を取り巻く課題は多い。

ともあれ、遺伝子組み換え食品の安全性は、まだ本当には確認されてナイ。

日本の農業の担い手の高齢化も進んでいるし、食糧安全保障の面からも、日本農業には課題が山積している。

飽食の時代と言われて久しいが、何時までも食料が豊富に存在するとは限らない。

著者の問題提起を、自分のコトとして考えなければ、農業も曲がり角に来ているコトは間違いない。

「日本人は、水と安全はタダだと思っている」と言われて久しいが、水も買う時代になっているし、防衛費も天文学的数字になっている。

今のママだと、国産の食料すら手に必ず入るとも言えなくなりそうだ。

口に入るモノが、肉体を作るのだから、完全に安全ではナクとも、ある程度安全と思えるモノを口に出来るコトが、これからも続くと良いのだけれど‥‥
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この記事へのコメント
本質的なものを求めている消費者が居ても、日本の農業自体が、本物を提供しづらい状況が国際関係にあるのだということでしょうか。

読んでいて、とても考えさせられます。

ありがとうございます。
Posted by 上野大照 at 2016年07月26日 05:43
上野大照さん、初コメントありがとうございます。

農業の生産性は簡単には、お金に換算出来ない部分があると思います。

水田の貯水能力とかは、自然のダムを失くしてしまって、災害になるからと貯水ダムを作るというより、美的感覚からも、コスト面からも、維持費を考えれば、補助金を出してでも見合うのではないかと思います。
Posted by koyuri at 2016年07月26日 16:27
 
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