無縁化する社会
人間は、束縛が嫌で逃げ出したとしても、流石に孤独死するのは辛い。
しかし、単身世帯の増加に伴って、社会的孤立は避けられなくなっている人も増えているという本がこちら。
そもそも、結婚して子供が居たとしても、配偶者が亡くなり、子供達は仕事の都合で離れた場所にというのは、結構ありふれた話。
自分だけは、孤独死なんかしないと思っていても、逃れられるとは決まらない。
社会問題の多くは、自分と全く関係ないと思っていても、巡り合わせによっては、多くの人々の上に起こる可能性があると認識するコトから始まる。
貧困問題にしても、孤独死の問題にしても、意図してナクとも自分の身に起り得る問題であると、より多くの人が考えるコトによって、助け合いの精神が起きる。
誰もが、思っていた通りの人生を歩むとは限らないという、当たり前のコトを認識して、我が身に引き寄せて、色々な問題を真剣に考えられるかどうかが、運命の分かれ道になるに違いナイ。
過酷な運命に翻弄されるのは、自業自得だと突き放して考えるのと、巡り巡って自分の運命になりかねないと思って、セーフティネットの構築をしておくのと、どちらが安心して老後を迎えられるのか。
将来への不安は、今の内に潰しておいた方が良さそうだ。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:58│
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こんにちは
前のも書いたことがあるのですが自宅近辺にご老体が単身でお住まいの方が多くなってきています
色々と心配な事が増えてきています
明日は我が身と考えておかないと不安を感じます
k-hirataさん、「一寸先は闇」というコトもありますから、誰にでも孤独死のリスクは存在してます。
だからこそ、色々と準備しておかなければと誰もが思ったり、福祉の手を差し伸べる以外に、何とかする方法は無いのかもしりません。
偶然でしょうか一昨日、妻の末弟が自宅マンションで孤独死していたことが訪れた妻の兄夫婦によって発見したのです。
末弟は65歳の独身で定年まで設計事務所に勤め、昨年退職したばかりでした。
一昨日の夜私の家に電話があり妻は大きなショックをうけたのです。
兄夫婦は発見後、警察の司法解剖に始まりいろいろと事情を聞かされ、その後火葬や役所手続きなど炎天下の中やっています。
突然の孤独死が身内から出たことで老齢の私たちも不安を感じているところです。
takachanさん、偶然にしても、突然死ではビックリされたコトでしょう。(両親、共に突然死なので、お気持ちは理解出来ます)
データだけ見ても、本当に孤独死の可能性は、とても高まっています。
突然死は、仕方ナイ部分もありますが、発見されない孤独死は、色々な問題も引き起こします。
福祉の削減は、将来、とても大きな社会問題になると思います。