誰しもが、全く法律に触れずに暮らしているかと言われれば、「この位なら」という些細な違反ならしている可能性が高い。
この本の最初に書かれている、数分だけの駐車違反とか、少しだけのスピード違反なども含めれば。
法律に違反してなくとも、他人に迷惑と思われる行為というのも存在する。
電車内での、携帯電話や化粧などみたいに。
そうした一連の迷惑行為に対する心理学的考察の本がこちら。
ともあれ、他人に迷惑を掛けているコトを認識してナイ人を説得するのは、難しいだろう。
それでも、なるべくマナー違反を止めて欲しいと思ったら、高圧的よりも、お願い型の注意喚起の方が効き目があるというのは驚き。
「止めろと言われると、マスマスやりたくなる」という、天の邪鬼の人が多いというのは、心理学でも言われているコトではあるが‥‥
加えて、迷惑行為をする人は「恥ずかしい」という認識に持って行った方が効果があるので、「暴走族」と呼ばずに「珍走族」や「ダサイ族」と命名する方が良いのではという提示もされている。
強姦致傷の容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者は実刑の可能性もとの話題もあるが、法律違反までやってしまえば、人生も暗転してまう。
オリンピックで金メダルのロクテ選手も、各社からCMを切られたそうだが、どんなに微罪であっても、罪は罪。
数分だけの駐車違反とか、少しだけのスピード違反(交通の流れに合わすことも大切ですと、教えられたとしても)であっても、道交法違反であるコトには変わりはナイ。
自分の行為を客観視するコトで、他人に迷惑を掛けないようにするには、どうすべきかを考える必要もあるだろう。