判る部分というモノも存在するので、新聞というモノの意味やその裏側を書いた作品としては、力作と呼んで良いのではと思う一冊がこちら。
どんな社会にも、間違いというのは存在するけれども、誤報が大きな結果をもたらしかねないマスコミという職業。
決して、許される間違いではナイけれども、その裏側に存在する、様々な事情。
新聞は下り坂の職業になりつつあるけれども、それは記者クラブに依存した報道になりつつあるからかも。
ともあれ、事実は小説よりも奇。
時に、『エッ!!』と驚く情報が、仕事をしていると耳に入って来る。
というのも、今の母親は「スリムな赤ん坊」を好むという話題がそれ。
スラリとした母親の中には、赤ん坊もホッソリとしているのを望む人も多いのだという。
複数の方の証言なので、おそらくそういう現象は広がっていると思うのだが、赤ん坊には赤ん坊の望ましい成長曲線というモノが在る。
体重が、その下限を切っているというのでは、将来的に成長が遅れるという可能性もある。
にも関わらず、「赤ん坊でもスリムで居て欲しい」という感覚は、とても信じ難いのだけれど‥‥
他者を自分の考え方だけで理解しようとしても、とても無理という話題は、現実にはゴロゴロ転がっている。