ダイエット依存症という言葉は存在してナイけれども、「やせたがる人々」を「やせるコトに対する依存症」なのだと考えると、腑に落ちるという言葉に納得しました。
こちらの本なのですが、
身体の調子が良くなると、脂肪が筋肉と入れ替わるので、とても健康的で綺麗な身体になります。
なので、身体の不調を解消しつつ、痩せられるという目的で来院頂く方も、結構、多いのですが、中にはどうみても標準体重なのに、それ以上無理をして痩せる必要があるとは思えないという方も居て、そういう人の気持ちの理解になればと、読んでみました。
無論、体調がすぐれない部分も有るので、その辺を何とかすれば、まだ体積的に痩せて見える余地は残されているとは思いますが、それにしても、「痩せたい」でも「食べたい」という、相反する気持ちで葛藤している方の気持ちを自分のコトとして、思いを寄せるというのは、中々難しい部分もありましたが、この本を読んでいると、『あぁ、そういうコトか』と思えました。
若かった時の、気持ちなどを思い出せれば、引き出しの中に共感する気持ちも生まれます。
何より、いらしている方々が何を求めているのかというコトに気付くコトというのは、とても大切なので、共感があってこそ、より相手の気持ちに寄り添えます。
「痩せさえすれば」という幻想から醒めて、現実の自分をもっと愛する様に、アドバイスするきっかけになると確信しています。