アレルギーという言葉が、あまり一般的では無かった子供時代に、既に「アトピー性皮膚炎」と診断され、本当なら「アレルギー性」という言葉が付くハズなのに秋となると「結膜炎」とだけ診断されて眼科通いしていたので、若い頃は薬大好き人間だった。
大学時代にも、ヨーロッパに三週間ほど旅行に行ったら、風邪を引いたのだが日本から持参していた薬を何箱も飲み続け、帰国してスグに発熱したという経験を持つ。
あげくに、鼻炎用の薬で全身が真っ赤になったり、何度も蜂に刺されて全身が腫れたりと、正にアレルギーのオンパレードだったのだが、最近はタマに漢方薬を飲むだけで、普段は薬を飲まない生活をしていても、アレルギーは減少しつつある。
無論、着るものには気を使って天然植物繊維が主体だし、痒くなるので化粧もしないし、髪も染めないという、自然志向なワケではナイのだが、やむを得ずにそんな暮らしをしている。
それでも、「本当に、化粧品を使わないのですか。肌がスベスベなのに」というお世辞を言って頂けるのだから、人生は不思議なモノ。
おそらく、化学的なモノを肌に触れさせてナイのが良いのではないかとしか言えない。
そういう意味でも、化学的な製品である薬を飲み過ぎるのはイケナイという本の主張には納得。
別に、薬は大好きだし、飲み続けていると健康だと信じている人には、オススメしないけれども、『こんなに薬を飲んで大丈夫か?』と思う人には、是非、読んで欲しい。
効くと信じて飲んでいて、身体が丈夫な人は、『飲まなくて不調になったら、どうしよう』と思うに違いないので、止めておいた方がイイ。
人間は、自分が思っている様になるモノだったりするからだ。
そもそも、偽薬だって、効くと思えば効くのだから‥‥
自分の人生は、自分に決定権がある。
だから、今までの経験上、この本の話は全てとはいかなくても、大部分は信用するし、なるべく参考にして生きて行くつもり。
人生、楽しく生きて、天命が尽きたら、あっさりとあの世に行けば良いのだから。
正直、両親共に突然死しているので、残された家族の無念さは判るけれども、アッという間に亡くなれるというのは、本人達にとっては、楽な方法だと思うので、別に心配はしていない。
従姉妹も、長生きしてボケる位なら、その前に死にたいと言っていたが、ボケるかどうか、それも天命だと思うので、あまり将来を患うコトもせず、淡々と生きて行けたら幸いである。