2016年10月11日

普通に働いて普通に暮らせる国へ

久々の超おすすめ本です。


まず、著者が大蔵省の出身者というコトで、「何故、日本の財政赤字がこんなに多いのか」という問題に対して、しっかりした説明をしているコト。

「現在の財政赤字は社会保障の増大によるもの」という弁明は大ウソで、90年代の天文学的な公共事業によるものと断じています。

1990年代、アメリカが日本に公共事業を行わせて、国内需要を喚起させようとして、10年間で430兆円の計画を立てたのだが、その後、630兆円に上方修正された。

現在の借金は、間違いなくこれが最大の原因であると。

当時の社会保障費は年に11兆円ほどだったという。

尚、生活保護費の半分以上が、受給者の生活費ではナク、医療費であり、過剰診療の疑いがあると。

困窮している人が、僅かの年金を求めて毎年年金のお金を払うのは、現実的に無理な話であり、非正規雇用の待遇を先進国レベルに引き上げるべきで、それは大企業が内部留保に走り、人件費をケチっているので、日本経済の将来を自らダメにしているからだと。

生活保護の話から入って、日本の問題点を明確に指摘している本です。

失業保険、年金、生活保護がバラバラで非効率的であり、弾力性のナイ運用こそが、問題であるとも。

我々は間違ったプロパガンダに迷わされるコトなく、正しい知識を持って、これからの日本をどうすべきか考え、破綻への道がもう、間近に迫っているのだというコトに対して、正しい処方箋を政治に求める必要があると思います。
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この記事へのコメント
91年に日大建築卒したものですからバブル後、大勢の建築学科仲間が海外へ出張してましたが、ほとんどうまくいかず、言葉の違いと他国になじめなく、うつ病になり帰国した仲間がほとんどでしたよ。
Posted by 智太郎 at 2016年10月12日 10:29
智太郎さん、そうだったんですか。

全く、そんな話は報道されてませんよね。

皆さん、大変な時代に巡り合せたんですね。
Posted by koyuri at 2016年10月12日 21:15
こんばんは

これは読んでおくべき本のようですね
借りるより買う本になりそうです

智太郎さんのコメも衝撃的です
知らされてない事が沢山ありますね


Posted by k-hirata at 2016年10月13日 22:42
k-hirataさん、是非読んでみて下さい。

生活保護から見えて来る、日本の風景があります。

それにしても、正に事実は小説より奇なりで、智太郎さんの話は驚きです。
Posted by koyuri at 2016年10月13日 22:52
 
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