2016年11月15日

歴史を直視すると

必ずしも、神武天皇が実在したのか、はたまたその系統が現世まで続いているのか、確定的なコトは言えないというのが、普通であろう。

しかし、そうだと決めつけて、この国の象徴として君臨して頂きたいと思っている方々によって、今上天皇は自ら望んでいる退位すら出来ないというのは、全く矛盾した話ではないか。

本日読んだ本は、


であり、必ずしも「古事記」と「日本書紀」の年号は一致しないコトを、丁寧に説明している。

そして、今、読もうとしているのが、


なのだが、どちらの本も、実際には存在してナイと思われている年号が、日本各地の寺社縁起や地誌、歴史書などに残っていると書いてある。

ともあれ、古代に於ける皇統断絶の可能性は以前から指摘されてはいるものの、時代の変遷の中でも、象徴としての天皇制は、受け継がれで来た可能性は高く、征夷大将軍の任命などが、それを裏付けている。

とするならば、象徴として大事にすべきであるというモットーの人々が、今上天皇の意思を守ろうとしないのであれば、不敬か二枚舌かの何れかであろう。

そもそも、天皇制を認めないという人々の発言であれば、何を述べようと言行不一致ではなかろうが、自分の思惑に利する時だけ持ち上げて、それに反する時には批判するなど、人として許されるべきではナイ。

そういう人々は、真実の歴史の究明にも反対するに違いナイからである。

正しい歴史感を持つコトも大事であり、今上天皇の意思を尊重するのも、当然のコトだと思うのだが、どうも身勝手な人々は、人としての道理というモノが通じないらしい。
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この記事へのコメント
現代では天皇陛下も一人の人間として、人権や人格があると思います。
高齢の陛下、皇后が各地にお出になることは体に相当キツイと察します。
陛下の率直な意思を尊重されてはいかがなものでしょうか。
Posted by takachan at 2016年11月16日 21:59
takachanさん、全くです。

普通は誰でもそう考えるハズなのですが、天皇の権威を叫ぶ人だけは、生身の人間の身体を心配するコトが出来ないらしいですね。
Posted by koyuri at 2016年11月16日 22:58
こんにちは

ビビット来るタイトルの本ですね
大好物です
古墳や史跡に囲まれた環境にいるとどうしても古代の歴史には興味が湧いてきます
初期王朝は九州に存在していた! これを研究した書籍は見逃せないです

凸凸!
Posted by k-hirata at 2016年11月17日 10:54
k-hirataさん、日本には幾つもの政権が存在していたと確信しています。

真実の歴史が知りたいですね。

ともあれ、日本が完全に統一されたのは、明治時代からであり、その時にホトンドを隠蔽されてしまったのが、返す返すも残念です‥‥廃仏毀釈が最大の問題かと。
Posted by koyuri at 2016年11月17日 19:21
 
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