今年は、仕事が忙しいというコトもあり、加えて年齢的に映画を観に行くという行為が、以前より面倒になってしまっているにも関わらず、『君の名は。』の前の番宣として見た、オープニングの『悲しくてやりきれない』という唄の入った予告に心が魅かれて、どうしても見たくなって、娘を連れて見に行った。
最初の放映は、字幕付きの回で、当初はそれが気になってしまったが、徐々に慣れてしまえば色々と細かいトコまで、理解出来るので、それはそれで良かったかも。
ちなみに、予告編はこちら。
正直、両親から戦争当時の嫌な話を耳タコになるほど聞いていたので、積極的にその手の映画を観たいというワケでは無いのだが、いわゆるお涙頂戴的な話になってナイのがスゴイ。
しかも、帰って来てから、ネットを見てたら、制作にお金がかかって、監督の家族全員の一日の食費が100円という話題まであって、リアルな体験までしてと、本当に驚いてしまった。
クラウドファンディングによって、制作費が何とかなったというけれども、正にネットが作り出した傑作と言っても良いのかも。
主人公ののんさんの声が、いわゆる「下手ウマ」なので、逆に主人公の雰囲気にピッタリ。
ここ数年観た映画の中で、一押しの映画になったかも。
しかも、ラストが実に素晴らしい。(娘も、リピートして観てもイイほど、良かったと言っていますし)
どう素晴らしいのかは、是非とも皆様に映画館で実感して頂きたいものですね。