春日武彦という精神科医の本は、結構、何冊も読んでいる。
どうも、腑に落ちるとか、感服するという気がしないのに、読んでしまうのだが、この作品は別。
アドラー心理学を提唱したアドラーは、人は自分が克服したいと思う分野に進みたがるが、克服出来れば素晴らしく達成感のある人生を送れるという趣旨のコトを述べていて、数ある心理学の中でアドラー心理学を一番気に入っている者としては、おそらく著者もそういう部分があってこそ、精神科医への道を進んだのであろうと感じていた。
そして、今回、そうしたバックグランドを公表したコトで、今までの本とはかなり違って、心に響いて来る。
連日の複数回の雪かきが、まだ続いているので、まだ最後まで読み終えてナイのは残念だが、ともあれ、読み終わって全てを簡略化して書くという行為は、本を読みたくなる方々を減らすので、以前から控えている。
というのも、何冊もアットランダムに結構速いスピードで読む為に、本代も馬鹿にナラナイのと、繰り返し読みたいと思う本は、本当に少ないというコトで、図書館で大半を借りる者として、そんな行為をしていたら、読みたいと思う本が、決して世の中に出回らなくなるコトは自明の理だからである。
良い本をなるべく褒めて、出来れば入手したいと誰かに思って貰いたいし、でナクとも借りてでも読んで欲しいというのが、このブログの最大の使命と思っている。
なればこそ、至福の読書が可能になるからではあるのだが‥‥
ともあれ、この著書の本の中では、現在までに於いて、最大の素晴らしい本であると思っているので、精神科医の内実に興味の在る方は是非。