今は、昔とは違った親子関係も可能な時代になっている。
実の親だから、子供を大事にしてくれるとも限らない時代だし、逆に血の繋がりが無くても大事に育ててくれる場合もある。
そういう、ハイブリッドな親子関係を考えた本がこちら。
代理出産に於ける問題点や、特別養子制度、里親などの問題など、考えさせられる事は多い。
ともあれ、子供にとっては実の親であるか、否かよりも、自分をしっかり受け止めてくれる存在であるかどうかの方が大事なのだという本がこちら。
それによると、子供の家族観には血縁意識などよりも、自分を受けとめてくれる受けとめ手が存在し、その受けとめ手と一緒にいるコト以外、何も求めてない。
そのコトこそが、子供にとっての家庭であり、我が家という感覚をもたらすのだと。
大人の家族観は、血縁とか、その実体としての我が家だったりする。
そう考えると、子供の方がよりピュアに親子関係を捉えていると言えるだろう。
親は実子であったとしても、単に自分の子供であるという意識に甘えるコト無く、子供をチャンと受け止めなくてはナラナイのだとも警告している。