進化論の本なのですが、まるで日本の未来を暗示している様な‥‥
超簡単に、何故「ウソつき村は滅びる」かというと、ウソつきだけの村ではいがみ合いばかりで、助け合いがないので、結局、村人の数が減って、しまいには絶滅してしまうという。
加えて、生物社会が存続するためには、群などそれぞれが協力できる体制が必要で、だからこそ「一夫一婦制」が必要なのだと。
「富」が集中して、一人勝ちの社会になると、権力者は一般の民衆から反感を買い、しまいには資産や権利を剥奪されて、その地位を継続できなくなる。
社会の生産性があるレベル以上に高くなったら、民衆の皆が満足する社会制度が必要で、等しく家庭を持てる「一夫一婦制」は、家族を持ち、維持に努めれば、生産的な努力をし、子供を産んで人口を維持すれば、生産性も維持出来る。
有能な為政者は、民衆を満足させることによって、働かせるコトを可能にするのだと。
翻って、今の日本は非正規労働者など、貧富の格差もあり、人口減少も止まらない。
永続的に続く社会は、他人と共生・協力出来る社会なのだという提言を、重く受け止めなくては、未来は存在しないであろう。