今日は、休みなので、毛色の変わった二冊の本を読んでみた。
ともあれ、日本という国は新卒採用で正社員になれなければ、大変なのは男女を問わず。
上記の本は、欧米型雇用の問題点を整理してあり、日本的雇用を今後、どうすべきかについても述べていて、タメになった。
下記の本は、結局、今のバブル的な高校以降の教育の結果として、当然起こるべくして起きた感もある。
かつては、花形だった弁護士も、上部の人々はともかく、生活保護を受けている人も出ているとか、医療関係の場合も、医師や看護師以外には、一旦、離職してしまうと、国家資格を持っているだけでは、どうにもナラナイ人が増えつつある。
そもそも、今、話題の獣医師の枠の拡大も、その辺りにあるのだろうし。
少子化が進んではいるものの、逆に子供の数が減っているので、子供に対して多額の教育費用を投じるコトが可能になって、費用対効果を無視してでも、生徒に学費を出させた方が、学校としてはお得。
しかし、どんなに多額の教育を投資しようとも、就職の枠はさほど広がっては居ない。
ともあれ、我々の時代には、院に進みたいと言ったら、結婚相手を見つけて来られて、その人と結婚したなら、院に進んでも良いと言われ、本当に結婚して、院に進んだ同級生を知っている。
高等教育に、大金注ぎ込ませる詐欺的資格商法を我々も見極めるべき時代になっているのかもしれない。