歳をするというコトは、身体が段々動かなくなったり、物覚えが悪くなったりと、あまり良いことではナイとつくづく思う。
でも、だからと言って、人生が終わらない限り、誰しも一年一年老いていかざるを得ない。
日本全体が高齢化している今、社会保障の増大にに耐えられるのかという問題が大きくなっている。
とはいえ、消費税を増税したとしても、必ずしも社会保障だけには回らない。
そもそも諸外国に外遊に行って、援助をしている余裕がある国ならば、まず自国民を救うべきという声は、前々から上がっている。
オスプレイが墜落しても、日米の地位協定は変えられず、高い防衛の為の品々を買わされる立場の日本。
財政が赤字だと言いつつ、軍事費は伸びているのだし‥‥
大企業は黒字というのなら、輸出企業に消費税を払い戻す必要があるのかとも思うけれど、庶民はカツカツで暮らして、上層部は楽々暮らすのが当たり前になりつつある日本。
誰もが自分は中流であると思っていても、人生にアクシデントが起きれば、一気に滑り落ちてしまう日本の制度。
政府が信頼される国であって欲しいのだが、おそらくとても無理な話なのだろう。
生活保護でしか救われない老人の暮らしが、このまま継続出来るのかと思うと、少々暗澹たる気持ちになるけれども、是非とも読んでおきたい一冊。