バブル時代を経験した世代としては、ある程度無駄遣いを皆がしてこそ景気は良くなるのであって、財布の紐を締めてばかりでは不景気になるのは当然としか思えない。
少し前に読んだ本だが、
について、前半についてはともかく、残り三分の二についてあまり書く気にはならなかったので割愛するつもりだったが、本日のコストコで「得」できるという大いなる勘違いというネットのコラムを読んで、今の若者にとって、ある程度大きなショッピングセンターなどは、休日を楽しく時間を過ごせる場所としての、欠かせない地位を占めているのだろうと納得するコトが出来た。
確かに、平日などに買い物に行っても、保育園や幼稚園にまだ通ってナイ幼児と共に買い物に来ている親を見ていると、子供と一緒に家に居るだけでは、息が詰まりそうになって出掛けて来ているのではという気配を感じる親子連れをタマに見掛ける。
そう考えると、消費を喚起するには、ある程度コストだけでは無く、付加価値を付けるというのが、不況脱却のヒントになるのではという気もする。
加えて、もう一冊の本、
の論調については、頷ける部分も無くはナイのだが、増税をした所で著者が思う様に、社会保障だけに回されるとは限らない現状では、景気をもっと悪化させるだけ。
消費税によって、社会保障が安定すると言われていたのに、現状は大企業が輸出の際に消費税の戻りがあるのでホクホクしている一方で、公共事業などへのお金は増えていても、医療費や介護関係が多少の増大はあっても、受益者が増大しているだけに、個々になると切り詰められているだけでナク、年金の今後も心配されている。
バブルは、土地神話に対して無理なお金を出したが故に崩壊してしまったけれど、消費者マインドをくすぐってでも、多少の無駄な買い物をさせたがる方向に向かなければ、景気の拡大による内需拡大は無理。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な循環が、全国的に起こって、国民の間をお金が循環する様にならなければ、今の社会の閉塞感はどうにもならないんだなと改めて実感した一日。