2017年09月22日

お金の分配先を変えよう

奨学金の返済のタメに苦労しない様にと、エリート大学の女子大生が学生時代に割り切ってカラダを売り、そこまで考えないで卒業後に就職出来なかったり、介護職などでブラックで賃金も安く返済出来ないと判ってから、風俗などに参入して来る女性が多いと指摘している本が、


その中に、
Fランク大学がバタバタとつぶれて、いまの全入時代が間違っていたことが表面化する。学校経営はたんなるビジネスで、子どもはカモだったという官製の裏事情が拡散されて、教育とかキャリアに対する価値観が変わって来るね。そう考えると、借金を背負って大学に進学したいまの若者たちだけがバカを見たということになる。ゆとり教育、借金、Fラン大学のトリプルパンチで官製の被害者世代になるね。
と書かれていて、そうした大学に補助金を入れている今の政府や、大学を天下り先として考えているのではと思う官僚の存在を考えると、新たな公約の消費税を教育にという考え方も、眉に唾を付けて聞かなくてはナラナイ。

ノーベル生理学・医学賞を受賞した、京都大学の山中伸弥教授が所長を勤めている京都大学のiPS細胞研究所は、資金不足で、「iPS細胞実用化までの長い道のりを走る弊所の教職員は、9割以上が非正規雇用です。これは、研究所の財源のほとんどが期限付きであることによるもの‥‥」と山中教授が「ご支援のお願い」をしているという。

「選択と集中」という言葉があるけれども、本当ならば未来に期待出来そうな研究にお金を投資して、その成果によって国の成長をもたらすべきなのに、国立大学が独立法人化させられ、経営が圧迫されるとなると、昔から研究するなら日本よりアメリカと言われていた頭脳流出が、より一層顕著になりかねない。

そもそも、今の政府に本当に真面目に日本と言う国を建て直すつもりがあるのか否か。

上記の本の最後の方に、
このまま順調に貧困が広がって社会保障が縮小すると、元気な若者たちが高齢者の資産を本気で奪いにくる。医療が破綻して認知症患者がゾロゾロ線路を歩いている。日常的に路上に死体が転がる、巨大な姥捨て山ができる、周辺に介護職中年童貞のスラムができる、女性たちが強い国の男たちに売春して日本人の夫はヒモになる、沖縄のように老女の売春婦の特区ができる、みたいになるの。
という恐ろしい予言まで書かれてます。

我々は、よりマシな選択をして、格差拡大路線の新自由主義からの脱却を、政治に求める以外に道はナイのではないかと、強く感じました。
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Posted by seitaisikoyuri at 21:28│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは

凄い予言ですね でも説得力のある予言です

未来の為の研究費等の投資は削ってはイケナイ分野だと思います

低クラス大学よりも専門校への補助、此方の方が手に職をつける機会の提供にナルのでは?
等と考えています

凸凸!
Posted by k-hirata at 2017年09月25日 12:34
k-hirataさん、おバカな首相は自画自賛していて、この国の未来に危機を感じてナイみたいです(だから、Fランクの加計学園に平気で税金をジャプジャブ流し込めるのでしょうが‥‥)が、せめて非正規でも共稼ぎすれば子供が安心して育てられる位に、国民の生活水準を上げなければ、どうにもならない時代になってしまったのだと、しみじみ感じます。
Posted by koyuri at 2017年09月25日 18:08
 
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