2017年10月05日

ジャーナリストの後悔

日本の進路は何処で間違ってしまったのかという部分にスポットライトを当てた本。

そのプロローグで、「もし日本にジャーナリズムがなかったら、今もジャーナリズムを作ってはいけない」と、バルザックの「ジャーナリズムは国の進路を誤らせるから、ないに越したことはない」との皮肉を引用して語っている本が、こちら。


日本経済新聞社の記者だった方の証言なので、金融行政の裏側が色々と暴かれている。

日本が、どうして米国由来のバブルになったのか、そして、ハゲタカに国富を盗まれ、そして格差が拡大する様になったのかなどなど‥‥

円高になれば、日本はダメになるとはやし立てていた、マスコミの予想を裏切って、バブルが到来したのは何故かという問いを考えれば、いわゆるアベノミクスによって、経済が復活などという話がまやかしだと理解されるであろう。

そもそも、円高であれば物価も安く、年金生活者も生活は楽になるし、生活が楽なら出費も増えて景気も良くなったかもしれない。

円安になっても、景気が悪くて財布の紐が硬ければ、結局、利を削ってでも物を売らざるを得ない。

輸出企業が多くて、外国人が来やすい大都市などの景気が良くなったとしても、地方の景気が一部の輸出企業を除いて低迷しているのは、そのタメであろう。

輸出企業も親会社だけは儲かるだろうが、下請けなどはそれほど恩恵に浴しているかは微妙だし。

地方に生活していると、アベノミクスで世の中の景気が良くなっているとは到底思えない。

実際に、働く人の手取りが増えているとは思えないからだ。

企業は人を安く安く働かせようとしているので、過労自殺などもあるし、団塊の世代が引退したから、求人が増えているだけで、時給換算したらさほどでもナイ仕事があるだけ。

余裕がナイ若者は、無理な消費をしようとはしないし、あまりに忙しければ消費している暇もナイ。

かなり前に出された、二・三十年前の時代を振り返った本なのだが、今の時代への示唆がタップリ有る。

誰もが、未来は判らずタダ囃し立てているのだというコトも含めて、世の中を冷静に俯瞰して、過去を振り返り、政権の行く先を見つめて、今回の選挙も投票すべきなんだろうという気に改めてなった一冊。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:48│Comments(4)
この記事へのコメント
こんにちは

アベノミクスで生活が楽なったとか景気が良くなったという実感は全くないのですが、
自分の周りに失業者がいなくなりました
イイ部分とワルイ部分がそれぞれ見え隠れしています

選挙が近付きましたね
党や候補者個々の主張をしっかり聴いて投票に行きたいと思いまさ
Posted by k-hirata at 2017年10月06日 11:13
k-hirataさん、企業の内部保留は10兆円増えたのに、労働者の手取りは減少しているので、生活にゆとりがある人が減っている様に感じます。

労働者の高齢化が進んだので、就職が出来やすくはなってますが、時間給に直せば最低賃金という人が増えている様に感じます。(サービス残業をカウントすれば、最低賃金以下かも‥‥)
Posted by koyuri at 2017年10月06日 18:45
こんにちは

確かに賃金は減っているように実感します
少々お金の掛かる趣味を愉しんでいると、周りの景気がよくわかります
皆で楽しく遊んでた頃の景気に戻りたいです
Posted by k-hirata at 2017年10月07日 16:42
k-hirataさん、やっぱりそう思いますよね。

企業も、もう少し従業員を大切にして、内需拡大を目指した方が、結局は得だと思うのですが、目先の欲に溺れている人達が多いと思います。
Posted by koyuri at 2017年10月07日 18:52
 
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