2017年10月09日

無葬社会という衝撃

「多死時代」に突入した日本は、今後20年以上に渡って150万人規模の死者数が続くという。

首都圏の火葬場は混み合い「火葬10日待ち」状態だというが、地方でも時期によっては希望通りに火葬が出来ないホド混み合っているという話は聞く。

それに伴って、色々な問題が起きているという本がこちら。


不況の影響で、お布施が減ったり、法事が少なくなって大変だという話は、実際に聞く。

思えば、昔はせめて七回忌位までは、しっかり行われていたけれど、今や一周忌まではしっかりやっても、それ以降は慎ましやかに行われるコトが増えた。

都会では、一周忌でも簡素化されていて、過去にビックリしたコトもあったけれど。

お葬式も簡素になったりという話は聞いていたけれど、ドンドンそうした傾向が高まると、どうなるのかという話が満載。

日本は葬式仏教と言われて久しかったけれど、葬式も無宗教になって行く人が増えているみたいだ。

「金の切れ目が縁の切れ目」とは、良く言ったものだが、親子の関係も昔と違って稀薄になりつつあるらしい。

人生について、考えさせられる一冊。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:53│Comments(4)
この記事へのコメント
こんばんは

組合役員をやっていた頃は毎週誰かの葬式がある、と言う状況だったので全く休みが取れませんでした
多死時代と言う言葉には凄く説得力を感じます

今も葬儀は頻繁に声が掛かります
でも法事に呼ばれる事はすっかり少なくなっています
そんなものなのかなぁ

凸凸!
Posted by k-hirata at 2017年10月09日 23:09
今の葬式を考えますと業者による味気ないセレモニーのようになって料金も高額です。
私の母の葬儀は100万円かかり今かんがえますと馬鹿げたことのようにおもいます。
母の死を悲しむ、そして母への感謝する雰囲気もありませんでした。
菩提寺にしてしかり、年に何回かの行事も形式化され参列しても先祖供養した気分になりません。
長いお経を聞かされ、その意味も分からずお寺も檀家にもっと理解してもらう努力をすべきです。
Posted by takachan at 2017年10月10日 09:37
k-hirataさん、世の中はドンドン変わっていくのだと思います。

それにしても、不況が色々なトコに影響を及ぼしているみたいで、直葬が増えているというのも、味気ないですね。
Posted by koyuri at 2017年10月10日 20:02
takachanさん、東京のお寺は、流入する人が多いので、いわゆる企業努力をしてナイお寺も多いみたいです。

長野あたりは、流出して行く立場なので、色々と工夫している方々も多く、タダ、中には間違った努力をしているダメダメなトコもある様に聞いております。
Posted by koyuri at 2017年10月10日 20:05
 
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