整体という職業柄、野口という名前を聞くと、どうしても野口晴哉さんをイメージしてしまうのですが、こちらの本は芸大の先生の野口三千三さんの体操について書かれた本です。
とても論理的に、体操についての説明がなされているが、『体操は自分でするマッサージ、マッサージは人にやってもらう体操』という例えが秀逸。
皮膚は外側の脳であり、からだがほぐれることでもたらされる脳の快感があると。
体操とは、自分自身のからだの働きを手がかりににして、人間とは何かを探検する営みである。
健康になるタメには、運動よりも体操と何度も書いているが、それを理論的に説明した本と言えよう。
冒頭部分の写真を参考にすれば、実際の体操も出来るので、是非試してみて頂きたい。