とは言うものの、本当にそれだけで良いのかという気分にもさせられた本。
相手に信頼されるには、パフォーマンスが大事であるというのは判るのだが、あまりそれに固執してしまうと、中身は空っぽだが、ジェスチャーだけは上手いという人がのし上がり、実力が伴っていれば良いのだが、そうで無ければ大変なコトになりかねない。
タダ、この本にも書かれているのだが、相手の話の中から、ニーズを探り出して対応出来るかどうかでは、確実に結果は違って来るだろう。
誰であれ、自分に対して知ろうとしてくれている人には、胸襟を開くモノ。
十羽一絡げの、鼻を木でくくった様な対応をする人と、親身になって会話を楽しんでくれる人となら、絶対に後者と仲良くしたいと思うだろう。
損をしたくなければ、自分を大きく見せる努力も必要だろうが、まずは自分自身の内実を充実させるコト。
読み方によっては、この本は使えるとは思うけれど、表面的な解釈のまま実行に移すと、逆パターンになりかねない。
下手な話し方でも正直で誠意があれば心打たれる。上手でもスピーチの中に誠意がなければそれを嫌う。
正に、コレに尽きると思います。