寒い冬こそ温泉というが、我々は本当に温泉のコトを知っているのだろうかと考えさせられた一冊。
いわゆる、温泉地を巡る旅モノの本とは違って、かなり硬い本です。
身体に効くのは何故なのかというコトを、かなり真面目に考えてます。
温泉の薀蓄を誰かに語りたいという人には向きかと。
ちなみに、温泉が豊富な地域に生まれていると、結局は成分が高いかどうかが問題ではないかと。
加水しても構わないけれど、真水が大半で温泉がほんの少しというのでは、自宅のお風呂に入浴剤を入れて入った方がマシだし。
特に、嫌だと思うのは、循環風呂。
塩素臭があまりにスゴイ場所などでは、温泉の成分で良くなる以前に、塩素でダメージがあるのではと思ってしまう。
それに、何度も同じ水が循環していたのでは、温泉が持っている力が、失われてしまってそう。
加水や加温は許せても、かけ流しの一度浴槽に入ったお湯は、なるべくそのまま捨てられて欲しい。
消毒してあれば、大丈夫というモノでは無いのでは。
やはり、温泉は大地からの贈り物。
源泉豊富な温泉で、身も心もリフレッシュしたいものです。