上杉隆というジャーナリストをTVで見掛けなくなって久しい。
その裏には、こんな事があったのかと思ったのが、こちらの本。
原発事故の報道の裏側ついて書かれているが、今になって読み返すと、実に日本の報道が公正では無いのだというコトが良く判る。
おそらく、それが故に、新聞やTV離れも起きているのだろうと。
タダ、ネットの情報が全て正しいというコトは言えないので、我々はこれからもっとリテラシーを磨いて、何が本当で何が嘘かを見極める技術を持たなくてはイケナイ。
少なくとも、日本の報道だけに満足するのでは無く、諸外国の報道とも見比べる必要があるだろう。(原発事故があった当時は、ロシアのネット・ニュースをしょっちゅう覗いていたコトを思い出す。やはり、自国と近いので関心も高かったで報道していたのだと思う。)
今は便利なモノで、「上杉隆」氏がどうしているかをネットで調べれば、スグに判る。
「日米首脳会談の裏で、なぜ上杉隆は警察に拘束されたのか?」という記事を読むと、日本の報道の貧弱さは、より一層深刻になっていると感じた。
これから、より報道の公平性に対して、疑惑の目を向け真実は何かというコトを、ネットも含めて活用して、自分の頭で考えなければ、以前の様に「大本営発表」を信じてしまった日本の悲劇が繰り返さないとも限らないのだと心に沁みた。
それにしても、東京電力はしたい放題の会社なのだというコトだけは、実に良く判った。