最近、本を読んでいて、どうしてそんなコトをと思ってしまう時がある。
例えば、とても面白いミステリーなのに、遺言を書かなかったら、その人には母親と妹夫婦とその子供が居るのに、見たことも聞いたこともない親戚がわんさか現れて、壮絶な遺産相続戦争なんてコトは、絶対にあり得ない。
配偶者が法定相続人で、子どもが第1順位の相続人。子どもがいない場合には、第2順位の親が相続人となり、子どもも親もいない場合には、第3順位の兄弟姉妹が法定相続人で終わりだから、それ以外の人が相続など出来る筈もナイ。
しかも、そうで無ければ面白くナイ設定でので、仕方ナイのかもしれないが、著者はともかく、出版社も付いているのに、どうしてこんな話になってしまうのか。
名指しで批判したくナイので題名は避けますが‥‥
加えて、やはりしっかりしているハズの出版社から出ている本で、こちらも題名は控えますが(本自体のコンセプトは良かったので)、中学を卒業後、高校進学を断念して家計を支えるため働いている少年が料理が好きだと言うと、料理学校は一年で免許が取れるとアドバイスする部分には、失望した。
料理学校は、かなりお金が高いので、本当に料理人になりたいなら、飲食店などで2年以上実務経験を積んでから、調理師試験に合格することによって調理師免許を取得することを勧めた方が良いのではと思ってしまいます。
調理師試験は楽ではありませんが、そんなに難しくもナイので、本当に調理師になりたいと思って真剣に勉強すれば、中学を卒業しただけでも、充分に合格するのではないかと。(昔、受験して取得してます。ちなみに、介護資格だって、無資格でも働いて、試験を受けて取得する方法などもあります。)
『相棒』の右京さんではありませんが、細かいコトが気になってしまいます。
著者の方はともかく、そういうコトをアドバイス出来る筈の出版社が付いているのに、何でと、どうしても思わずにはいられません。
とはいえ、面倒なので、出版社にまでクレームを付ける気はサラサラありませんが、世の中の本離れには、そうした部分もあるのではと思ってしまったりします。