実際に、そうなるかどうかは判らないが、面白そうなので読んでみた一冊。
無論、マンガ原作でドラマで大ヒットした作品の派生で書かれた本なのだが。
そもそも、この本の著者の方は、以前から専業主婦より、共稼ぎの方が将来的なリスクが低いと力説しているのにも関わらず、それでも高給取りの専業主婦を目指す女性の多さを問題視している。
ともあれ、昨今の離婚の多さは、以前とは違い問題があった方からの要望でも離婚が簡単になったというコトもあるだろう。
そう考えてみると、さほど慰謝料を多額に貰えない状況の日本に於いて、女性が正規雇用である自分の仕事を簡単に辞めるというのはリスクが高いとは思うけれど、リスクを軽減しようとして、逆に離婚というコトだってあり得る。
というのも、専業主婦に育てられた男性が、結婚後に類似の生活をしたいと望んでいれば、中々難しい問題だから。
そういう意味でも、少子化を解消するのは、日本がフランスみたいにならなければ無理という結論が妥当だと思うのだが、今の日本のトップに存在する頭の硬い人々にそれを期待するの無理というモノ。
ともあれ、現実に不確実性の時代が到来してしまっているのだから、男女共に新しい夫婦像を自分達で考える時代は来ているのではなかろうか。
所詮、統計は統計であって、自分の人生は平均とは全く違ったりするので。