初めてアメリカと北朝鮮のトップが会談したというコトは、素晴らしいかもしれないが、実際に何かがハッキリ決まったというコトでもなさそうだ。
そういう意味では、新卒者の就職戦線も売り手市場と言われてはいるけれども、必ずしもそうとも限らないみたいで‥‥
正規雇用といえども、「なんちゃって正社員」や「周辺的正社員」といわれる劣悪な労働条件のもとに置かれることも、めずらしくなくなっているのが現状だという。
結局、新自由主義とか、グローバル・スタンダードという名の元に、賃金の抑制とか、実質の労働時間に於ける単位あたりの賃金が減少したりしている。
「高プロ」と呼ばれている今話題の法律にしても、年収が例え1000万円を超えていたとしても、残業代が5割増だとすると、一日8時間労働でナク、18時間労働をさせられたとした場合、つまり単純計算で年収440万円の人が毎日残業10時間する場合と、ホボ収支がトントンになりかねない。
しかも、年収440万円の人が、しっかり休みを取得出来ているとするならば、もっと劣悪な労働環境になってしまう可能性が存在する。
日本人というのは、結構、性善説に立って法案が作られているのだけれど、今は性悪説でなければ説明出来ない事態が、そこらじゅうで起きている。
そういうコトを考え合わせると、労働者を取り巻く環境は、悪くなりこそすれ、上向きとは言い切れない部分が多い。
そういう意味では、非正規でもチャンと生きていけるだけの社会や、セーフティネット無くして、これからの若者には未来がナイのではないか。
少子化が進むのも、その帰結ではないかと思ってしまう。
綺麗事に誤魔化されて、現実のドロドロな部分に目を瞑ってしまえば、世の中の真実は見えては来ないのではないかと‥‥