2018年06月12日

現実を見よう

初めてアメリカと北朝鮮のトップが会談したというコトは、素晴らしいかもしれないが、実際に何かがハッキリ決まったというコトでもなさそうだ。

そういう意味では、新卒者の就職戦線も売り手市場と言われてはいるけれども、必ずしもそうとも限らないみたいで‥‥


正規雇用といえども、「なんちゃって正社員」や「周辺的正社員」といわれる劣悪な労働条件のもとに置かれることも、めずらしくなくなっているのが現状だという。

結局、新自由主義とか、グローバル・スタンダードという名の元に、賃金の抑制とか、実質の労働時間に於ける単位あたりの賃金が減少したりしている。

「高プロ」と呼ばれている今話題の法律にしても、年収が例え1000万円を超えていたとしても、残業代が5割増だとすると、一日8時間労働でナク、18時間労働をさせられたとした場合、つまり単純計算で年収440万円の人が毎日残業10時間する場合と、ホボ収支がトントンになりかねない。

しかも、年収440万円の人が、しっかり休みを取得出来ているとするならば、もっと劣悪な労働環境になってしまう可能性が存在する。

日本人というのは、結構、性善説に立って法案が作られているのだけれど、今は性悪説でなければ説明出来ない事態が、そこらじゅうで起きている。

そういうコトを考え合わせると、労働者を取り巻く環境は、悪くなりこそすれ、上向きとは言い切れない部分が多い。

そういう意味では、非正規でもチャンと生きていけるだけの社会や、セーフティネット無くして、これからの若者には未来がナイのではないか。

少子化が進むのも、その帰結ではないかと思ってしまう。

綺麗事に誤魔化されて、現実のドロドロな部分に目を瞑ってしまえば、世の中の真実は見えては来ないのではないかと‥‥
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Posted by seitaisikoyuri at 21:39│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは

絶対に定年まで安心できる! そんな風に思えていた会社が消えていくような状況では、正規社員も非正規社員も将来への夢は持てないですね
どんな仕事に就くべきか、今の若い方たちの悩みは私たちの時代とは比較にならない程深いのだろうと思います

先日、母校の現役学生さんたちの前で話す機会がありました
皆さん、就職や将来への不安を口にしていました
何か明るい話題がほしいですね


Posted by k-hirata at 2018年06月14日 14:52
k-hirataさん、不確実な時代なので、若者は大変ですね。

ともあれ、何があろうと自分に力を付けておく以外に、道はありません。

いざとなったら、他国に逃れてでも生き抜く位の覚悟が欲しいと思います。
Posted by koyuri at 2018年06月14日 18:54
 
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