2018年12月08日

最悪のシナリオ

近未来的小説を読んでいると、今、本当にその時代になっているという気がしたりするのだが、


上記の本を読んで、日本が移民大国になったり、薬物汚染されて行くさまを描いた、五條瑛作で全10作完結の〈革命小説〉シリーズを思い出した。

そのシリーズが完結したのが、もう何年も前で、全巻を待ち望んで読んでいた時には、本当にこんな未来がくるのだろうかと思っていたけれど、確かに世の中はそうなりつつある。(長いけれど、面白い長編小説なので、気になる方は読んでみて下さい)

で、その時にも、違法薬物の話があったけれど、その時には本当に日本にカジノが造られるコトになるとも思わなかったが、今や、何でもありの時代になって来た。

「外国人材」などと耳触りの良い言葉を使っているが、日本人を非正規にして、景気の調節弁として雇用して来たけれど、あまりに非人道的処遇によって、次世代の再生産が不可能になったので、新たな景気の調節弁が減少して来たから、それを外国の人々によって埋めて貰おうと思っている様にしか見えない。

結果、それでも国家が潤わないと思えば、何れは薬物を合法化して、その利益を掠め取ろうと国が考える様になったとしても、不思議ではナイと思えるほどに、今の政治は「自分の懐が潤うのであれば、何でもしかねなく」なって来ている。

近未来のコトは、本当に来るかどうかは判らないけれど、それを見越して描かれた小説などを読んで、未来をシュミレーションして無ければ、その時が本当に来た時には、取り返しが付かなくなる可能性が高い。

上記の小説は、今後の日本に警鐘を鳴らす、ハードボイルド小説と言って良いだろう。

我々は、醜悪な社会が現実にならないコトを祈るしかナイのだろうか。

難しいコトは考えなくても、日本は上手く行くという時代は、既に終わっている気がする、今日この頃。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:27│Comments(0)
 
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