2018年12月30日

ある意味驚きの一致

昨日の本で、アンケートの答えは思い通りの結論に導きやすくなっているという話があったが、正にそんな感じのアンケートがあるという話題がネットに載っていた。

問題視されている裁量労働制実態調査の場合、多くの調査において、選択肢があると「どちらとも言えない」に〇がつく割合が高くなりかねないという。

そのため、「どちらとも言えない」という選択肢をあえて設けない工夫が多くの調査において行われているというのに、あえて、「どちらとも言えない」を選択肢に加えているという。

先行調査では「満足」「やや満足」「やや不満」「不満」の四択だったというのに、「とても満足している」「満足している」、「不満である」「とても不満である」と、「どちらとも言えない」の五択になっているので、「どちらとも言えない」に誘導されてしまう可能性が高いと。

そして、「どちらとも言えない」に回答した者は、満足の理由も不満の理由も答えない調査設計となっているため、このままでは、多くの回答者が「効率的に働くことで、労働時間を減らすことができる」といったメリットの項目も、「仕事に裁量がない」「業務量が過大である」「業務の期限設定が短い」「労働時間が長い」といったデメリットの項目にも、回答しない結果となってしまう と。

そして、何より、「制度廃止という項目を入れることには反対」との意見が表明され、「廃止」については回答の選択肢にも設けられないこととなった


つまり、どうでも裁量労働制にしたくてたまらないという方針の上での、アンケートなのだという。

今でも、超ブラック企業で働いて、過労死する人は一定割合存在する。

今後、移民ではナイと言いつつの外国人労働者の増大によって、日本の労働者の地位は危うくなりかねないだけではナク、正社員だなどと持ち上げられて働けるだけ目一杯働かされる人が増えて行く可能性が高い。

ヨーロッパで起きている移民との軋轢は、やがて日本でも起こりうるに違いない。

楽観的な考え方は、人生では必要ではあるモノの、将来起きかねない不安の種は早目に摘み取っておかないと、苦痛の日々を生きる必要が生まれかねない。

実際に大変なコトになってから、意識の変換だけで、「下見て暮らしているばかり」では、封建時代の「生かさず殺さず」の人生に成りかねないと知っておいた方が良いだろう。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:45│Comments(0)
 
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